ご挨拶|兵庫医科大学 心臓血管外科

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教授からのご挨拶

主任教授 宮本裕治
主任教授 宮本裕治

私の考え方を述べて患者さんへのご挨拶とさせていただきます。

<病院の選び方>

心臓血管外科の手術となると、ほとんどの患者さんは不安がいっぱいです。
手術はうまくいくのだろうか。手術をすれば元気になれるのだろうか。本当に手術以外に方法がないのだろうか。入院期間は?費用は?どの病院でどの先生に手術をしてもらうのが、一番いいのだろうか。など質問したいことや調べたいことが沢山あると思います。
私自身、もし別の病気で治療を受けるとなれば、やはり自分にとってベストな病院と医師を探します。では、ベストな病院とはどんな病院でしょうか? それは個々の患者さんで異なります。
もちろん、第1番目に重要なことは、外科手術ですので一流の技術が必要なことは言うまでもありません。しかし、それだけでは決められません。一定の水準以上の技術を持った外科医は日本に沢山おります。
そこで第2番目として一流の技術と同様に大切なことは、医師と患者の信頼関係だと考えます。私は、心臓・大血管の手術前の説明は自分で行い、色々な疑問にすべて答えるようにしております。患者さんおよびご家族の年齢と理解力に応じてできるだけわかりやすく説明するように心がけています。この説明をまず外来診察時に私が行い、同じ内容を入院後の手術直前に担当医が繰り返して行います。
そのようにして医師と患者のコミュニケーションを充分にとることが大切と思います。
第3番目に重要なことは、地域性です。入院とその後の外来通院を考えると、患者さんの自宅からの距離やご家族の都合なども含めて決める必要があります。同じレベルの技術と設備が備わった病院がいくつかあれば、地域性も重要なポイントになります。
第4番目は病院の規模です。合併症のない患者さんの場合は問題ないのですが、最近は高齢者や透析患者さんなどのハイリスク症例が増加しています。他の病気でステロイドを服用していたり、肝臓・腎臓・肺機能障害・内分泌異常など何らかの合併症がある患者さんが多くなっておりこの場合は問題となります。合併症のある患者さんには、集中治療専門医が常駐しているICUがあり、それぞれの合併症に対して専門医がいる大きな総合病院が適しています。

<手術方法の決め方>

具体的な手術方法については、それぞれの患者さんで充分に検討を重ね決定します。
狭心症や心筋梗塞に対する冠動脈バイパス術では心臓を停止させるのかそれとも動かしたまま手術するのか、弁の病気では自分の弁を修復するのか人工弁に代えるのか、またどんなタイプの人工弁を使うのか、大動脈瘤では体に負担の少ないステント治療が可能なのか通常の人工血管に代える手術の方が適するのか、などを決める必要があります。検討する際に重要なことは、患者さんの年齢、合併症、体力、気力、仕事、社会的背景などを考慮して個々の患者さんにとって、ベストな方法を選ぶことです。
これは決して一定のものではありません。つまり同じ病気で同じ年令でも、患者さんにとって最善の手術方法が異なることはよくあります。手術方法を正しく決定することは、手術手技と同様に大切でありこれには豊富な経験が必要です。どのような方法があるかについては各疾患別の項目を参照してください。

<自己紹介>

私は昭和53年に大阪大学医学部を卒業し第一外科に入局しました。
大阪大学と関連病院で外科医としての基礎的訓練を受ける間にアメリカで臨床を行うためのライセンスを取得しました。そして本格的な心臓外科トレーニングは、1986年からの米国留学から始まりました。
まずニューヨーク州のバッファロー総合病院で、成人の心臓外科(ほとんどは冠動脈バイパス術)の修練を受け1年間に600例の手術を経験しました。次にフロリダ州のマイアミ小児病院で、先天性心臓病の手術を1年間に250例経験し、最後にペンシルバニア州のピッツバーグ大学で心臓移植と人工心臓の臨床修練を1年間受けました。その間に私自身で50例の心臓移植を行いました。この30才代で経験できた米国での3年間の手術修練が私の技術の基となっています。
その後帰国し、関連病院の部長として多くの手術を執刀して、再び大阪大学へ戻り、手術だけではなく臨床・研究・教育の全てをバランスよくこなせるようになり、2004年に兵庫医大へ赴任しました。私は「世界の最高水準で、個々の患者さんにとって最も適した手術を行うこと」をモットーとしています。
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